ウッドデッキのある生活

帰宅すると、もう23時を過ぎていた。
まずはお風呂がいつもの習慣。
うちはカミさんが先にお風呂に入ることはめったにないから、『すぐお風呂』が可能だ。

カミさんは母親に『お風呂は旦那さんが最初』と教育されたことをいまだに守り続けている。
私は気にしないのに…(笑)

体を洗いながら、そう言えばこの前読んだ雑誌に『最初に洗う箇所で性格が分かる』なんて記事があったのを思い出したりした。

お風呂を終え、冷蔵庫の冷たい水で水分補給。

そうそう、明日は休みだし、のんびりできるな。

たっぷりの氷を入れたグラスとウィスキーボトルを手に持ちウッドデッキに出てみる。
私はウッドデッキで風を感じる静かな空間が好きだ。

そしてローテーブルにグラスを置き、グラス半分ほどのウィスキーを注ぐ。
月が隠れているから今夜は星が沢山見えいい感じではないか。

ベンチに座り、ウィスキーで氷が少し溶けるのを待ち一口飲む。

星がもっとよく見えるように背もたれを一段傾け、またウィスキーを一口飲んで、星を眺める

心地よい風と星空の中にいると、慌ただしかった今日の1日がリセットされている自分にふと気付いてみたり、その相乗効果なのか明日再び待ち受けている仕事のアイディアが生まれることも度々あったりする。

そうしているうちにグラスの氷が少なくなり、氷を補填しようと一旦キッチンに戻ると
『いつまで外に居るの?』と呆れて笑うカミさん。

もうちょっとしたら寝るからと言って、再びウッドデッキへ…

もうちょっと…ってどのくらいだろう? まっ、眠くなったら寝ようかのレベルだな(笑)

ウィスキーはすでに4杯目…か?
数えない、数えない(笑)
明日の朝はゆっくり寝ていられるもんな。

西側から気持ちの良い風が吹いて来る…

自分の体がフワ~~~ッと星空に包まれた時。

『外で寝たらアカンよ、ベッドに行ってねぇやぁ!』と、ドンピシャリのタイミングでカミさんの声がして我に返った

さて、ベッドで寝るか(笑)

ウッドデッキのある生活

目覚ましの音は、とてもデンジャラスな音を設定してある。
一瞬ドキッとして起きる毎日だ。
まだ寝起きでボーっとしていると窓ガラスに打ち付ける雨音に気づいた。

私は雨降りの朝が好きだ。
普通であれば、雨より晴れたほうが人には喜ばれるが、ゴルフの予定でも無い限り雨降りの朝が好きだ。

小学生の頃からそうだった。通学中服や靴が濡れてしまっても、なんだか無性に雨降りの朝が好きな子供だった。

リビングに行くとカミさんが朝食を用意していた。若い頃は朝食にパンを好んで食べたもんだが今は絶対にご飯!
面白いことに私がパンよりご飯を好むようになった頃、息子が朝はパンがいい!と言い出していた。

若さゆえなのか、私に似たのか…(笑)

朝食を終え、コーヒー片手にウッドデッキへ出てみる。
ウチのウッドデッキには庇が付いているから雨の朝でも利用できる。
幸いにも庇の横から吹き込んだ雨はベンチまでは濡らしてはいない。

ベンチに座り朝のコーヒーを飲む。

最近ふと気付いたのだが自分はコーヒーより日本茶に嗜好が変わってきているようだ。
何年後かには、コーヒーカップが湯飲みに変わるのかもしれないな。

ウッドデッキから庭を眺めていると芝がやけに伸びているのが目についた。
その芝の隣には80センチ×2000センチ程度のちょっとした家庭菜園スペースがあるのだが、それはカミさんの許可を得て私が作った。
おしゃれに畑作りをすれば庭ともバランスが取れるかもなのだがお世辞でもそうではな
いので周囲とのマッチングはしていない。

そこには最近植えたばかりの九条ネギとネニラが元気に育っていた。
九条ネギはうどんが大好物な娘の薬味として京都の義父が送ってくれる苗で毎年作ることになっている。すき焼きに入れても美味しくなかなか重宝している。
この前の金婚式のお祝いの席で
『九条ネギの苗を作るには2年かかる。手間がかかっている』と義父が力説していたな(笑)

その横のネニラは知人から苗を分けてもらい初めて栽培している。
見た目はニラのようであるが葉の部分は食べず根を食べるのだ。
初めて食した味はニラの風味でゴボウの食感、天ぷらにして塩で食べると格別だった。

元々ミャンマーやタイで作られている野菜らしいが種ではなく苗を植える栽培方法。
なので、全部収穫して食べてしまうと来年用の苗が無くなってしまう事になる。
来年のために今年は我慢、我慢、我慢。。。

さて、雨も小降りになってきたかな…

コーヒーも飲み終わりウッドデッキからリビングに戻った。
本当はコーヒーだけでなく、食事も外でできたら嬉しい。
今度カミさんに頼んでみよう(笑)

我が家にウッドデッキができてから外にいる時間が増えたようだ。

確実に増えたな…(笑)

サーモウッド工事中